必ず君を見つけ出す~旅~

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見えない何もない場所を歩き続けている。 どこまで歩いたのだろうか… いったい今は何年で、何時間経っているのだろうか… 私は残された繋がりを手繰りながら、光の見えない宛のない旅をしている。 悪しき神は、常に私を監視しすぐ傍で付きまとい、弱さを覗かせる挫けそうになる心を惑わせようと、誘いの言葉を耳元で囁いてくる。 それでも私は諦めることなく歩き続ける。 私が歩みを止めると、私の大切な存在が苦しんでしまうから……。 私が今出来る事なんだ。 だから足を止めてはいけない。 この闇の中でただひたすらに歩き続けなければならない。 そうすればいつかきっと光り輝く場所にたどり着けるはずだから…… 視界は、一寸先も漆黒の暗闇で何も見えない。 ゴーゴーという強く吹き付ける風の雑音だけが、聞こえてくる…
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