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放任作戦が効いたのか、らいむぎは徐々に私にも懐いてくれるようになった。
今では私のストーカーでもあり、四六時中撫でてくれとアピールしてくる。かまってちゃんだ。
とはいえ噛み癖は元々だったのと、甘噛みが甘くない性質があり、撫でている途中に気持ちよくなると、お返しといわんばかりに噛んでくる。
この噛み癖をどうにかできないかと悩んだ結果生まれたのが「噛んだら撫でてあげないよ!」作戦である。
名前の通りの作戦なので説明は割愛するが、とにかく根気強く、噛んだら撫でるのをやめて無視することを続けた。
※怒ることはよくない。なぜ怒っているか伝わる可能性が低い上にニャンコのストレスになり、嫌われる可能性大。
らいむぎは少しずつ成長する男の子で、だんだんと「あれ、噛んだら撫でてくれにゃい」ことがわかってきたようだった。
成長した証として、最近はスススと近づいてきて、私の膝小僧をぺろりと一舐めしてくれるようになった。
まだまだことあるごとに噛んでくるが、なぜか膝小僧=舐めるものという認識になってくれたらしい。
膝小僧を噛まれたことはないのだが、おそらくいい位置にあるからその構図になったのだと考えている。
※警戒心が溶け切った頃の、身体の構造がもはやわけのわからないらいむぎ
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