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日々成長する男、らいむぎ
※右側がハート型のらいむぎ
らいむぎは保護猫である。
元々沖縄に1人でいたところを保護され、はるばる関東までやってきた。
預かりさんのところではたくさんの先輩ニャンコズの中で甘やかされていたところ、同年代のこむぎしかいない我が家へやってきた。
最初はもう大変だった。
彼は彼で大変だったのだろうが、もう大変だった。
らいむぎは1人でいたからか警戒心が強く、人間が近づくのを嫌がる割にケージにいるのを嫌がりよく鳴いていた。
夜は夜でなにかを訴えるかのように鳴いていた。預かりさんか、預かりさん宅の先輩ニャンコか、遠い生誕の地沖縄を想ってか、凄まじい鳴き声だった。
それも我慢することはできた。お隣さんからの苦情が来やしないかと気が気ではなかったが、幸運にも眠ると音が気にならない性質の夫婦であったから睡眠妨害にはならなかった。
本当に大変だったのは、こむぎである。
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