日々成長する男、らいむぎ

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 らいむぎが最も成長したところは、撫でさせてくれる範囲の拡大である。  最初は手を近づけるだけで威嚇のシャーをしてくるらいむぎだったが、慣れてくるうちに頭を触らせてくれるようになった。  それも最初は仕方なく触らせてやるぜという雰囲気だったものが、だんだんと「お、こいつが触ると気持ちいいかも」とわかってきたのか積極的に撫でてアピールをするようになってきた。  しかしらいむぎは顎の下を触られるのを今でも嫌がる。顎の下を触ろうとすると首を窄めて「やめろ」と態度で示すぐらいだ。  それでも、顎の下を撫でられるニャンコは多い。きっと顎の下を撫でられるのも好きになるはずだと、本気で嫌がらない範囲で少しずつ撫でるトレーニングを重ねた。  今もやはり最初は嫌がるが、徐々に気持ちいいことがわかってきたのか、たまに顎の下をオープンにして撫でさせてくれる。  元野良猫として、警戒心は強いのだろう。1匹でいたというから、尚更だ。  でも根気よく「大丈夫だよ」とこちらが伝えていけば想いは伝わる。  そしてこちらの想いを汲み取ってくれるらいむぎなのである。 626f942c-9f06-49a9-9604-0969878f52ec ※もはや警戒心がどこにもないらいむぎ。得意ポーズは「うらめしにゃ」  
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