不器用なこむぎ

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不器用なこむぎ

63143be3-10da-45fe-aba5-bc7b5ffab213 ※写真は実家の3男ココナッツとこむぎ  我が家で最初にニャンコを迎えたのは2021年の11月。やってきたのはこむぎだった。  2021年の夏、実家付近で野良猫として過ごしていたこむぎを保護した。数ヶ月をそこで過ごした後、彼女は我が家へやってきたのだった。  実家では3兄ニャンズに甘やかされて育ち、我が家へ来てからは一人っ子としてさらに甘やかされて育った。  そんなこむぎにやってきた転機は2022年の5月。我が家に2匹目のニャンコを迎え入れようとした時だった。  共働きの夫婦の家だと、1匹で留守番する時間が寂しいのではないかという考えが、2匹目を迎えるきっかけだった。  猫の行動専門家であるジャクソン・ギャラクシーの「猫を幸せにする飼い方」を読んでも、「猫はほかの猫と一緒に暮らすべきだと僕は確信している」と言っていた。それを読んでさらに2匹目を迎え入れたい気持ちが強まった。  こむぎのために。  その想いで、譲渡会に赴き、こむぎと相性の良さそうな子を保護猫団体の方に選んでいただいた。  そうしてやってきたのが、らいむぎだった。 ※ジャクソンは「猫による」とも書いている。1人が好きなニャンコもいるのであしからず。
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