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猫を飼うデメリット
こむぎをお迎えした年、右上半身が常にバキバキだった。
右首、右肩、右腕。全てがバキバキだった。
バキバキをほぐしてもらうために、整骨院に行くと「やばいくらいバキバキだね」と言われる始末。ほぐしてもらっても、すぐにバキバキへと逆戻り。
バキバキになった原因には検討がついていた。
こむぎである。
こむぎは甘えん坊で、寝室で寝ているとよく添い寝をしに来る。
今の主流は、足で作った円の中で落ち着くスタイルだが、その当時は違った。当時のこむぎの中での流行りは、ダブルベッドの右側で寝ている私の右側で落ち着くことだった。
こむぎは端っこが好きだ。だからなのか、ベッドでも端っこギリギリで寝ようとすることが多かった。彼女は本当にギリギリを狙うのが得意で、転げ落ちるのではないかとこちらがハラハラするぐらいだった。
仕方がないので、右腕でこむぎが落ちないよう支えることが私の夜の日課になった。
これがなかなか辛かった。
※今度はニャン主の右足を殺しにかかるこむぎ
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