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あとがき
東町の聖夜、おおくり致しました。
この物語の中で描いた私のサンタクロース像は。
“神様”の設定です。
何故、彼は『ホッホッホ~』と言う、意味不明な言葉を口にするのか。
それは言霊を発する“神”であるが故に。
一度、言葉を発すれば、現実となる。
故に、ここ一番以外、喋らない。
正一に話し掛ける度、彼が人の姿に戻り…
トナカイであった時の記憶を無くす。
そうして、現代の少年として新たな生活を始めていく…
これこそが、サンタクロースの願いであり。
親愛なる相棒であった正一への、最後のプレゼントなのでした。
…何とか、クリスマスに間に合い、季節物らしい作品と出来た事、大変嬉しく思います。
楽しんで頂けましたら、幸いです。
メリークリスマス!
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