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出会い
「いや!やめてください!」
自分よりデカい男二人組に物陰へ連れてかれ必死にもがいたり攻撃するが全くきいていないようで、びくともしない
「あ〜!ウルセェな!こんな上等な女いねえからよぉ〜、奴隷商に売る前に楽しむくらいいいだろう!」
「おう!こんな上等だから、初めてじゃなくてもお高いだろうしなぁ!」
この2人は自分を奴隷商に売ろうとしているらしく、それを知り恐ろしく体が強張り
「つ…〜!だ、れか、助けて…」涙が恐ろしさのあまり流れてくる
「ぎゃはは!泣き始めたぜ!ほら泣くなよ!不細工な顔じゃ楽しめなじゃんか!」
「っ!いやぁ!だれかぁ!」と最後に振り絞り大声を出す
「この女!」と拳を高く振り上げ、殴ろうとしてくる
「っ〜!」
とっさに目を瞑り、くる衝撃を待つ。
しかし、10秒以上経っても殴られることはなかった
恐る恐る目を開くと
そこには黒髪に水色の瞳の端正な顔立ちをした男性がおり、悪漢の腕を捻り上げていた
黒髪の男性は騎士団の服を着ており、第四騎士団を示す緑色だ
「あ、ありがとうございます!」
「いや、路地裏から女性の抵抗する声が聞こえ、間に合ったようでよかった。」と微笑んだ
「え、どうしました?涙が…」と目の前の騎士は戸惑い始めた
どうやら、助かったことに安堵したようで涙を流していた
「い、いえ、あの…わた、し助かったんだなって…っ…怖かった…!」怖かったと口にすると余計涙が溢れてきた
「つ…!?え、あ、あの、え〜?」と戸惑い、
「すいません、」と言うと抱きしめられた
「えっ…!?あ、あの、」いきなり抱きしめ驚くのと安心感を感じられた
「すいません、俺が落ち込んだり、怖い目にあった時こうして抱きしめられると落ち着いたので、何をすればいいかわからず…」
「い、いえ、あの、もう、大丈夫です…」と言うと騎士はものすごいスピードを離してくれた
(顔から火でも出てるかと、いうほどとても熱く感じられた…)
騎士の男性も顔を赤くしており、互いに真っ赤なリンゴのようだった
「あ、その、そういえばお名前は?もしかしたらこいつら近頃女性を奴隷商に売っている輩の可能性があり、嫌かもしれませんが、話してくれませんか?」
自分以外にも被害者がいるようで、許せないと思い、即決でついていくことを決めた
「大丈夫です!話せます。あ、名前はアルフィナです。」
「わかりました、アルフィナさん。城へ行きましょうか。コイツらは後から来る騎士たちに任せますので。」
そういうと、お城へ向かって行った
彼についていく途中こう思った
(そういえば何というお名前なのかしら?)行動もテキパキとしており人の上に立つような人間と感じられた
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