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この前、獰猛なモンスター退治をしたのだし
今宵は戦闘が必要ない、採取依頼を受けよう。
しかし、低難易度では…
わたしのレベルに合わぬし
ここは、やはり高難易度にすべきか…
わたしは酒場内にある、依頼が
貼り出された掲示板を腕を組みながら見ていた。
戦士
「お、このクエストにしようかな
森のキノコ狩り！」
魔術師
「それ、初級だぞ…？
きみのレベルなら中級のでも…」
戦士
「いいのいいの！最近
良い素材が手に入って、もうけてるし！」
戦士と魔術師の二人は
低難易度の依頼書を持っていく。
格闘家
「ふぬぬ…常夜の森のマンドラゴラか…」
魔法使い
「常夜の森ですよね
やめといた方が良いと思いますよ。」
格闘家
「むう…そうだな、常夜の森は
確かに危険な場所だ
化け物もうじゃうじゃしてるし…
違うものにしよう。」
常夜の森か、わたしに
ぴったりの依頼じゃないか！
レベルもわたしと同等だし
わたしは、その依頼書を手にした。
魔法使い
「え、それ…受けるんですか！？」
女の魔法使いに声をかけられて
顔を向けると、格闘家がハッとする。
格闘家
「あ、あんたは…いや…あなたは
もしや…宗像 将十郎では！？」
わたしは、依頼書をたたみながら頷く。
魔法使い
「え、もしかして…
高難易度ばかり受ける
すごい剣士さん！？」
乙女に言われると、少しテレるが…
わたしは咳払いする。
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