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第五章【知らない土地】波浪
「どうだった?」
私と朔馬が家に帰ると、凪砂はきいた。
「楽しかったよ」
私はいった。
「え、いいなぁ」
「楽しんでもらえたならよかったけど。え、楽しかった?」
「朔馬が、試合したのが楽しかった」
私がいうと、朔馬は「あれか」と納得していない感じでいった。
「いいな、俺も見たかった」
「別に見せるようなものでもなかったよ」
「で、石の件は? 入れ替わりは治ったの?」
凪砂はいった。
私たちは望石神に会いにネノシマにいったので、当然の疑問である。
「望石神とは会えたよ。でも……」
朔馬はそういって、私と顔を見合わせた。
「なに、治してもらえなかったのか」
凪砂は困ったようにいった。
「すぐには、完全に治せないって話だった。でも、入れ替わりの時間は半分にできるっていわれた」
「すぐに治せないっていうのは、なにか理由があるのか」
「俺たちが成長期だからっていわれた。でも入れ替わりが十五分になるなら、そうしてもらおうと思うんだけど」
朔馬と私は再び顔を見合わせた。
「なんだよ、なんなんだよ」
凪砂も再び困ったようにいった。
◆
望石神のいる神社は、山の奥深くに存在していた。
銀幽から駕籠と呼ばれる妖怪を借りていなければ、崖に近い傾斜をそれなりに歩く必要があったと思われる。
辺鄙な場所にある神社であったが寂れた様子はなく、むしろきれいであった。石畳や鳥居が白い石で造られているせいか、明るい印象を受ける神社だった。
望石神は今まで出会った神様と同じく、顔は和紙で隠されていた。さらには束帯のようなものを身に付けているせいか、兎国神と似ているという印象を持った。
私たちは望石神に挨拶をした後で、入れ替わりが起きるようになった経緯と現状を話した。
「お二人の身代わりの石を、見せていただけますか」
私たちは望石神に身代わりの石を渡した。
「たしかに、入れ替わりが起こるのはこの石のせいですね。お二人とも、大変お若く見えますが、おいくつなんでしょうか」
望石神はひどく穏やかな口調できいた。
「二人とも十五歳だよ」
朔馬はいった。
「そうですか。若木なんですね」
望石神はうれしそうに目を細めた。
「お二人とも成長過程ですので、今すぐに、完全に元に戻すことは難しいように思えます」
望石神は穏やかな口調で、なかなか絶望的なことをいった。
「この身代わりの石を混ぜてしまったのは、おそらくあなたたちと同じく若木の人でしょう」
凪砂のことである。
「うん、同じ年だよ」
望石神は「そうなんですね。だからきっと石が混ざり合ってしまったのでしょうね」と納得した。
「私が現時点でお役に立てるとすれば、入れ替わりの時間を短くするくらいでしょうか。お二人が入れ替わる時間を、半分にすることはできると思います」
「それは、助かる」
朔馬がいったので、私も「助かります」と続いた。
「お二人の入れ替わりは、夜明け前に起こるように調節されているのですね」
望石神は再び身代わりの石を見つめた。
「兎国神にそうしてもらったんだ。その時間が一番、生活に支障が出ないから」
望石神は「そうなんですね」と微笑むと、石を確かめるように色んな角度から見つめた。
「この石は、日本の時間で生きていますね。入れ替わりの時間に干渉する場合、お二人は私に石を預けた状態で、一日ほどネノシマに滞在していただく必要があります」
「一日か。一日というのは、二十四時間ってことだよな」
朔馬が確認すると、望石神は「そうです」といった。
ネノシマの時間の単位はわからないが、日本の単位で通じるようである。
夏休みの現在、私と朔馬が二十四時間ネノシマに滞在することは決して不可能なことではなかった。
しかしそれを即決してもいいのか、私にはわからなかった。
「近いうちに、またここに来ていいかな。この件について」
私の様子を察したのか、朔馬は望石神にいった。
「それはもう、お好きな時にいらして下さい」
望石神は身代わりの石を、私たちに丁寧に返してくれた。
「話を聞いてくれてありがとう」
「ありがとうございます」
私もそういって頭を下げた。
「いえいえ。こちらこそ、ありがとうございます。こんなに献上品をいただいてしまい、恐縮です」
神社には、今もところせましとお酒や米俵などが運び込まれている。それらを運んでいるのは、運送を生業とする小さな妖怪たちのようである。バケツリレーのようにそれらを運んでくれているので、荷物が勝手に動いているようにも見える。
いつ手配したのかは不明であるが、朔馬がこれらを依頼したことは明白であった。
その後、私たちは葦原遊郭の様子を見にいったのである。
◆
「じゃあ明日は二十四時間、二人は留守ってことか」
凪砂は決定事項のようにいうと、スイカを口にした。
「ハロが一日家を空けるのって、問題ないの? 俺は明日、適当に遊郭の様子を見にいこうとは思ってるけど」
朔馬はそういって、ティッシュにスイカの種を吐いた。
「別に大丈夫だよ。二人とも友だちの家に泊まりにいくっていえば、問題ないと思う。しかし最近毎日スイカ食べてるのに、なんでなくならないんだろ」
私は「色んなところからもらったり、送られてきたりしてるんじゃない」と、スイカを食べなから小さくいった。
「明日って、ちょっと急じゃないかな。俺はスイカ好きだから、うれしいけど」
「今夜いえば大丈夫だよ。それに明日なら、石のことも遊郭のことも一気に解決できるだろ」
凪砂は、朔馬が遊郭の件を解決することを確信しているような口ぶりでいった。そのあとで「俺もスイカは好きだけど、毎日だとなぁ」といった。
「明日、またネノシマにいこう」
私はスイカを食べながらいった。
「夜は必然的に遊郭にいることになるんだけど、平気?」
朔馬はいった。
「遊郭って、日本でいう風俗街みたいなところだよな。危険な場所なの? あ、朔馬。こっちのスイカ食べなよ。真ん中の方が甘いから」
朔馬は「うん、ありがとう」と、凪砂の渡したスイカを受け取った。
「初めていった場所だから、夜はどんな雰囲気かわからないんだよね。でも危険な場所というか、ハロはそういう場所に嫌悪感はないのかなと思って。俺が遊郭にいる間、ハロには執務室にいてもらう選択肢もあるけど」
朔馬はスイカを口にすると「本当だ、甘い」と凪砂に報告した。凪砂は「そうでしょ」と満足そうだった。
「どうだろう。でも、遊郭で大丈夫だよ」
私は深く考えずにいった。
「どんな危険な場所にいくより、ハロと朔馬がネノシマで別行動を取る方が俺は不安かも」
凪砂がいったので、私は「たしかに」と同意した。
「話は変わるけど。朔馬がネノシマにいることが、銀幽と船人にバレた件は問題ないのか」
凪砂はティッシュで口を拭いた。
「問題ないと思う。銀幽は俺に遊郭の件を依頼してくるくらいだし。もし今回の件を解決できたら、小さい恩を感じてもらえると思う」
「銀幽にはバレても問題ないってことか」
「今のことろはね。でも結局は大人だから、利己的というか、正しいことをする人だとは思うよ。最終的には組織を優先することもあると思う」
朔馬の言葉は、大人というものを近くで見てきた者の意見だなと思えた。
「朔馬には優しいけど、絶対に朔馬の味方ではないってことか」
凪砂はいった。
「そうだね。銀幽は俺の母親と顔馴染みだったらしいから、俺のことを少し気にかけてくれてるってだけかな」
朔馬の両親が亡くなっていることは、私も凪砂も知っている。朔馬の口から母親という言葉が出てきたので、なんだかドキリとした。
「えっと、船人は? 大丈夫なのか」
凪砂はいった。
「今回の遊郭の件は、公にしたくないというのが船人と銀幽の共通の認識だから問題ないと思うよ」
「船人はどんな感じの人なんだ」
「今日はじめて会話をしたけど、俺をかばってくれたこともあるし、辻番所のいざこざから逃してくれたし、いい人だと思うよ」
朔馬はいった。
凪砂は意見を求めるように、私をみた。
「威圧的でもなかったし、いい人だと思うよ。なんとなく」
私はなんの参考にもならないことをいった。
凪砂も「じゃあ大丈夫か」と適当なことをいった。
◆
その夜、私たちはそれぞれの自室で眠った。
最近は朔馬の部屋で川の字で眠っていたので、久しぶりに自室での就寝である。
目を閉じると、昼間歩いたネノシマの風景が広がってくる。
知らない土地を歩いた経験は、学校行事以外ではほとんどない。そうでない場合は、必ず両親や、その土地を知っている信頼できる大人がいた。そして今回も、朔馬がいた。
服装や文化が違えど、ネノシマを危険な場所だとは思わなかった。しかし朔馬が側にいなかった場合、どんな感想を持ったかはわからない。
それほどまでに私は、この土地以外に馴染みがないのだった。
三ヶ月前、朔馬はたった一人で日本にやって来た。知らない土地にやって来た。
その時にどんな感情を抱いていたのかは、想像もつかない。
もし同じことをしろといわれたら、おそらく今の私には無理である。
私はまだ、この町でしか生きられない。
そんなことを考えていると、夜の海が胸の中に広がっていくように思えた。
「どうだった?」
私と朔馬が家に帰ると、凪砂はきいた。
「楽しかったよ」
私はいった。
「え、いいなぁ」
「楽しんでもらえたならよかったけど。え、楽しかった?」
「朔馬が竹刀で試合したのが楽しかった」
私がいうと、朔馬は「ああ、あれか」と納得していない感じでいった。
「え、そんなことしたのか。いいな、見たかったな」
「別に見せるようなものでもなかったけど。そういってもらえるなら、まあよかったかな」
「ところで、石の件は? 入れ替わりは治ったのか」
凪砂はいった。
私たちは望石神に会いにネノシマにいったので、当然の疑問である。
「望石神とは会えたよ。でも……」
朔馬はそういって、私と顔を見合わせた。
「え、なに。治してもらえなかったのか」
凪砂は困ったようにいった。
「すぐには、完全に治せないって話だった。でも、入れ替わりの時間は半分にできるっていわれた」
「すぐに治せないっていうのは、なにか理由があるのか」
「俺たちが成長期だからっていわれた。でも入れ替わりが十五分になるなら、そうしてもらおうと思うんだけど」
朔馬と私は再び顔を見合わせた。
「なんかあったの?」
凪砂も再び困ったようにいった。
◆
望石神のいる神社は、山の奥深くに存在していた。
銀幽から駕籠と呼ばれる妖怪を借りていなければ、崖に近い傾斜をそれなりに歩く必要があったと思われる。
辺鄙な場所にある神社であったが寂れた様子はなく、むしろきれいであった。石畳や鳥居が白い石で造られているせいか、明るい印象を受ける神社だった。
望石神は今まで出会った神様と同じく、顔は和紙で隠されていた。さらには束帯のようなものを身に付けているせいか、兎国神と似た印象を持った。
私たちは望石神に挨拶をした後で、入れ替わりが起きるようになった経緯と現状を話した。
「お二人の身代わりの石を、見せていただけますか」
私たちは望石神に身代わりの石を渡した。
「たしかに、入れ替わりが起こるのはこの石のせいですね。お二人とも大変お若く見えますが、おいくつなんでしょうか」
望石神はひどく穏やかな口調できいた。
「二人とも十五歳だよ」
朔馬はいった。
「そうですか。まだ若木なんですね」
望石神はうれしそうに目を細めた。
「お二人とも成長過程ですので、今すぐに、完全に元に戻すことは難しいように思えます」
望石神は穏やかな口調で、なかなか絶望的なことをいった。
「この身代わりの石を混ぜてしまったのは、おそらくあなたたちと同じく若木の人でしょう」
凪砂のことであった。
「うん、同じ年だよ」
望石神は「そうなんですね。だからきっと石が混ざり合ってしまったのでしょうね」と納得した。
「私が現在お役に立てるとすれば、入れ替わりの時間を短くするくらいでしょうか。お二人が入れ替わる時間を、半分にすることはできると思います」
「それは、助かる」
朔馬がいったので、私も「助かります」と続いた。
「お二人の入れ替わりは、夜明け前に起こるように調節されているのですね」
望石神は再び身代わりの石を見つめた。
「兎国神にそうしてもらったんだ。その時間が一番、生活に支障が出ないから」
望石神は「そうなんですね」と微笑むと、石を確かめるように色んな角度から見つめた。
「この石の時間は、日本の時刻で生きていますね。入れ替わりの時間に私が干渉する場合、お二人には一日ほどネノシマに滞在していただく必要があります」
「一日というのは、二十四時間ってことだよな」
朔馬が確認すると、望石神は「そうです」といった。
ネノシマの時間の単位はわからないが、日本の単位で通じるようである。
夏休みの現在、私と朔馬が二十四時間ネノシマに滞在することは決して不可能なことではなかった。
しかしそれを即決してもいいのか、私にはわからなかった。
「近いうちに、またここに来ていいかな。この件について」
朔馬は私の様子を察したのか、望石神にいった。
「それはもう、お好きな時に来て下さい」
望石神は身代わりの石を、私たちに丁寧に返してくれた。
「話を聞いてくれてありがとう」
「いえいえ。こちらこそ、ありがとうございます。こんなに献上品をいただいてしまい、恐縮です」
神社には、今もところ狭しとお酒や米俵などが運び込まれている。それらを運んでいるのは、運送を生業とする小さな妖怪たちのようである。バケツリレーのようにそれらを運んでくれているので、荷物が勝手に動いているようにも見える。
いつ手配したのかは不明であるが、朔馬がこれらを依頼したことは明白であった。
私たちは望石神にお礼をいって、神社を後にした。
そして銀幽に頼まれた通り、葦原遊郭の様子を見にいったのである。
◆
「じゃあ明日は二十四時間、二人は留守ってことか」
凪砂は決定事項のようにそういって、スイカを口にした。
「ハロが一日家を空けるのって、問題ないの?」
朔馬はそういうと、ティッシュにスイカの種を吐いた。
「別に大丈夫だよ。二人とも友だちの家に泊まりにいくっていえば、問題ないと思う。しかし最近毎日スイカ食べてるのに、なんでなくならないんだろ」
凪砂の問いに私は「色んなところからもらったり、送られてきたりしてるんじゃない」と、スイカをかじりながらいった。
「でも明日って、急だろ。大丈夫かな。俺はスイカ好きだから嬉しいけど」
朔馬はいった。
「でも遊郭で事件が起きるのは明日なんだろ。明日なら石のことも、銀幽のことも一気に解決できるし、ちょうどいいと思うけど。俺もスイカは好きだけど、毎日だとなぁ」
凪砂は朔馬が遊郭の事件を解決すると確信しているような口ぶりでいった。私自身も、朔馬が遊郭で見張りをすれば解決するのではないかとは思っている。
「明日、ネノシマにいくことにしよう」
私はいった。
「夜は必然的に遊郭にいることになるんだけど、大丈夫?」
朔馬はいった。
「日本でいう風俗街みたいなところだよね。危険な場所なのか。あ、朔馬。こっちのスイカ食べなよ。真ん中の部分の方が甘いから」
朔馬は「うん、ありがとう」といって、凪砂の渡したスイカを受け取った。
「初めていった場所だから、夜はどんな雰囲気になるかわからないんだよね。危険な場所というか、そういう場所に嫌悪感はないのかなと思って。俺が遊郭にいる間、ハロは執務室にいてもらう選択肢もあるけど」
朔馬はスイカを口にすると「本当だ、甘い」と凪砂に報告した。凪砂は「そうでしょ」と満足そうだった。
「私も遊郭で大丈夫だよ」
私は深く考えずにいった。
「そうだな。どんな危険な場所にいくより、朔馬とハロがネノシマで別行動を取る方が不安かも」
凪砂がいったので、私は「たしかに」と同意した。
「じゃあ一緒に、来てもらって大丈夫かな」
朔馬がいったので、私と凪砂は「大丈夫」とうなずいた。
「話は変わるけど。朔馬がネノシマにいることが、銀幽と船人にバレた件は問題ないのか」
凪砂はティッシュで口を拭いた。
「問題ないと思う。銀幽は俺に遊郭の件を依頼してくるくらいだし。それにもし、今回の件を解決できたら小さい恩を感じてもらえると思う」
「銀幽にはバレても問題ないってことか」
「今のことろはね。でも結局は大人だから、利己的というか、正しいことをする人だとは思うよ。最終的には組織を優先することもあると思う」
朔馬の回答は、大人というものを近くで見てきた者の意見だなと思えた。
「朔馬には優しいけど、絶対に朔馬の味方ではないってことか」
凪砂はいった。
「そうだね。銀幽は俺の母親と顔馴染みだったらしいから、他の人よりも少しだけ気にかけてくれてるだけかな」
朔馬の両親が亡くなっていることは、私も凪砂も知っている。朔馬の口から母親という言葉が出てきたので、なんだかドキリとした。
「えっと、船人は? 大丈夫なのか」
凪砂はいった。
「今回の遊郭の件は、公にしたくないというのが船人と銀幽の共通の認識だから問題ないと思う」
「船人はどんな感じの人なんだ」
「今日はじめて会話をしたけど、俺をかばってくれたこともあるし、辻番所のいざこざから逃してくれたし、いい人だと思う」
凪砂は私の意見を求めるように、こちらを見た。
「威圧的でもなかったし、いい人だと思うよ。なんとなく」
私はなんの参考にもならない意見をいった。
凪砂も「じゃあ大丈夫か」と適当なことをいった。
◆
その夜、私たちはそれぞれの自室で眠った。
久しぶりの自室は、やけに広く感じられた。
目を閉じると、昼間歩いたネノシマの風景が広がってくる。
知らない土地を歩いたのは、学校行事以外ではほとんどない。そうでない場合は、必ず両親や、その土地を知っている信頼できる人がいた。そして今回も、朔馬がいた。
服装や文化が違えど、ネノシマを危険な場所であるとは思わなかった。しかし朔馬が側にいなかった場合、どんな感想を持ったかはわからない。
それほどまでに私はこの土地以外に慣れていないのだった。
しかし朔馬は、たった一人で日本にやって来た。知らない土地にやって来た。
その時にどんな感情だったのかは、想像もつかない。
もし同じことをしろといわれたら、おそらく今の私には無理である。
それでも、高校を卒業する頃にはなにか変わっているのだろうか。受かった大学のある土地に、一人で住むことが可能になっているのだろうか。
二年後に迫る未来が、今はひどく遠く思える。
私はまだ、この町でしか生きられない。
そんなことを考えていると、昼間見た鮮やかな遊女たちが思い出された。
なんだか夜の海が胸の中に広がっていくようだった。
その理由を深く考えないようにして、私は眠りについた。
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