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ほんの短い時間でしか君を飾ることは出来ないけど、そんな香りだからこそ特別を感じる。 多分、僕しか知らない君の姿。 爽やかな風と一緒に運ばれる、まだ未熟な甘味が鼻をくすぐって体をうずかせる。 求めるほどに薄くなっていく意地悪な芳香が目の前を通り過ぎていく。
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