ミドルノート

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ミドルノート

髪を耳にかけた時のほんの小さな動きでも漂う。媚薬のように甘いのにどこか切ない色が見え隠れしている。 たった一瞬のうちに姿を変え、二度の初恋を思わせる君は僕の心を知ってか知らずか妖艶に踊り、瞬きすらさせてはくれない。 体の中にまで染み込んで、永遠に纏っていたいと必死に目で追ってしまう。
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