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UFОは、星空の彼方へ、消えて行った。
翌日は、ものすごい騒ぎになっていた。
テレビ、新聞、SNS……そこら中が、昨日の、一郎くんと怪物の戦いを報じていた。
しかし、真相は、誰も知らない謎のままだった。
……あたしと一郎くんを除いて。
あたしは、一郎くんに言った。
「巨大化して、イケメンになって、地球を救った一郎くんも素敵だったけど、あたしは、普段の平凡な一郎くんが好きだよ」
「美空ちゃん……僕もだよ」
一郎くんは、そう言って、恥ずかしそうに、微笑んだ。
ー END ー
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