48人が本棚に入れています
本棚に追加
穏やかな日々
俺たち二人の穏やかな日常が始まった。
休日は一緒に飯を食って部屋で家事を済ませた後、天気のいい日はブラブラして一緒に美味しいスィーツを喰いながら写真撮って・・・・・・・
始めて逢ったあの日お互いに一目ぼれして・・・・・・・どっちもそれに気が付かないまま焦れて、こじれてイライラして落ち込んで・・・・・・今思えば笑える話だけど・・・・・
ノーマルな朝陽を俺の世界に引き込んだ罪悪感はまだ少し残ったままだ・・・・・・朝陽は俺のせいじゃないと言ってくれるけど・・・・・・俺と出会わなければ俺を好きにならなければ・・・・・・結婚して家庭を持って子供と過ごす未来があった訳で・・・・・それを全部反故にするほどの魅力が俺との生活にあるのか自信がない。
今更ゴチャゴチャ考えるなって朝陽は言う・・・・・・・男女が結婚したからって別れるカップルは多い、子供がいれば幸せな家庭だと決定するわけじゃない・・・・・・あの日母さんが言ったように誰が誰を好きになってもいい自分の気持ちに正直になれって言った言葉が今の俺の気持ちを楽にしてくれる。
優しくてイケメンで仕事のできる朝陽がずっと側にいてくれるだけで俺は幸せだ・・・・・・これから先何があっても俺たちはずっと一緒にいる。
朝陽と俺の未来は今始まったばかりだ・・・・・・
完
最初のコメントを投稿しよう!