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のぞのぞはスイーツ城で働いている。
朝、メイド服に着替えて早速お仕事だ。
「ねえねえのぞのぞ!」
「明日香さんっ!ここにいるときはのぞのぞ先輩と呼びなさいと言ってるでしょう!」
「良いじゃん良いじゃん♪それよりさそれよりさ、ディスコ行かない?」
明日香が誘ったと思ったらそれか、とのぞのぞは思った。
のぞのぞは真面目な女の子、そう言うのは寧ろ苦手なのだ。
それにそれに、のぞのぞには大事な約束ごとがある。
「ごあいにく様、私は刹那くんとデートする事になってるの」
と答える。
「でもでも、それって近所の公園でしょ?全く地味なんだから」
「地味で結構です!」
とのぞのぞは言ったのだが。
「えぇっ!?仕事が入ったからキャンセル!?」
『そうなんだ、すまないのぞのぞ!』
携帯越しに話すのは刹那、のぞのぞの恋人だ。
「せっかくWNI東京から帰ってくるって言ってたのに!」
『ごめんなごめんな』
のぞのぞは刹那の事情を考えて我儘は言わないでいた。
我儘を言ったら嫌われちゃうから。
そしてそしてーーー
「のぞのぞー!!」
「また明日香さんですか…」
明日香がのぞのぞにまた話しかけてきた。
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