のぞのぞのいつも通り

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ナリ坊と明日香が争った後でいつ片付くかという程の仕事量だったがくるみんのおかげでなんとか仕事を終わらせる事が出来た。 「見てて気の毒で毎日しんどいでしょうけど気を強く持ってくださいね♪」 「うんありがとうくるみんさん」 後輩にこれだけは言われたくなかったと密かに思うのぞのぞ。 何せ、まだ15歳の少女だ。基本優しいけど一言余計な事も言ってしまうだろう。 のぞのぞはそう思う事にした。 「でもでもあんな若い子が夜道で一人大丈夫かしら?」 のぞのぞはそう思ったが杞憂であった。 くるみんはのぞのぞとは逆方向に向かって帰っている。 「ぐえへへへお姉ちゃん一人〜?」 男達が絡んでくる。 「触らないでください!人を呼びますよ!」 「呼ぶなら呼べよ!」 男達はしつこくくるみんに付きまとうところだったその時。 「俺のくるみんに何か用か?」とクロトがやってきた。 「ゲックロト!何でも無い帰るぞ!」 男達は逃げていった。 そうクロトはくるみんのいる一帯では札付きだった。 「送るよ」「ありがとうクロト!」 くるみんはクロトの駆る竜のグラキエースに乗る。 「さあ飛べ!グラキエース!」「グラァー!」 グラキエースは空高く羽ばたいた。 夜空を見てその影を確認するのぞのぞ。 「心配は杞憂だったわね、くるみんとクロトをくっつけたのは正解だったわ♪」 とのぞのぞは囁いた。
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