水仙、書く

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最近は、描くことよりも、書く事が増えて、何だか、目でみえる情景を文章に。小さな頃は、絵を描くのも、文章も、全てがヘタクソで。今は上手いとか、そういうことではないんです。ただ、学校に行くことが、あまり前という時期は、原稿用紙、400字詰め。こんな大変な1枚。そう思って、いつも細く丸めて、そのまま一字も書かずに、おそらく、遊んでいるうちに、どこかへ行ってしまったんでしょう。 学校には、行ってないんです。ほとんど。あまり好きじゃなかった。褒められることがなかったので。いや、先生が悪いとか、そういうことではなくて、単に、私が、学校に合わなかったんです。今も好きにはなれない。たまに呼ばれて、話すことはあるのですが、むしろ、私が教えることよりも、気付くことのほうが多い。彼らから学べることは多いですよ。 このあたり、水仙。知っていますか?学名はNarcissus(ナルシシス)と読めばいいんでしょうか。難しいですね。ナルシストの語源になった花だそうです。どうなんでしょう。ある程度は、ナルシストに生きていかないと、辛い世の中、そんな風になってきている。体感ですが。それで良いと。 誰かを褒めたり、褒められたり、自分以外の誰かを、飾りの付いた言葉でも、心に伝わる、そんな言葉や文章、そんなことをしてあげる。それをたくさんの人が、伝えて、それを、たくさんの人が、そのまま、嬉しいと。素直に受けとって。平和ボケなんていう言葉で、からかわれるように、そんな水差しで透き通った、社会で良いと思うんです。 ナルシストの語源になったり、「自己愛」なんて、花言葉でよく描かれている水仙ですが、普通に、綺麗ですね。いいと思います。好きですよ。水仙。葉から少しだけ、覗くようにみえる花冠。1輪。咲き誇れば、それは、自己愛を実現した先にある、そうですね。他の人も包み込める、誇らしげに。立派ではないですか。すごく綺麗ですよ。 幸せはね。伝播しますから。不幸も一緒です。だから、誰かを幸せにしたいなら、自分が幸せな気持ちでいないといけない。幸せになりたいなら、幸せな人の近くにいて、自分にとって、何が幸せなのかを知ることを考えてみる。面白いですね。鏡に映る自分を見て。こういうのをナルシストっていうんですかね。せめて、そのまま、ロマンチストでいいのかも知れません。 いや、どういうことかというと、何でもいいんです。でも、ちょっと、雑ですね。水仙。ここまで読んでみて、検索してみました?すごく立派で綺麗でしょう?1輪であれば、それは、静かに謙虚で。つまり、自分が感じることが重要ということで、これは、とても大事な事なんです。 最近、夜、上を向いてみました?周りが明るくて、月や、星々を見るには、ちょっとまぶしいかもしれません。まぁ、あんまり暗いところに行くのも危ないですから。周り、明るいと、向こう側から輝く、本当の光って、中々、分からないですよね。でも、そういうこと何ではないでしょうか。 先ほど書いた「語源」、あれ、ギリシャ神話の本を読んでいて。泉に映った自分の姿に恋をして、恋い焦がれ、色々な、いきさつを経て、水仙の花になったみたいです。最後、簡単に使わない言葉にしたの、分かりました?こういうのも、ナルシストなのでしょうね。 でもね、私は思うんです。なんか、たくさんの本に、たくさんの解釈で書いてあって、この話、私が感じたのは、愛される幸せを知らずに、そのまま水仙になっちゃんだなって。花に変わったとき。どの方向を向いていたんでしょうね。どこかに、書いてあるかな。
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