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【アノ子の話】
知らせを聞いたのはつい今しがた
キミが死んだ事実が信じられず体が震えた。
何かの悪い冗談…?
耳を疑ったがその事実は本物で…
横たわるキミの体に触れる
冷たくて動かない
寂しくなって
キミの名前を呼んだ
何度も、何度も…
ボクの名前はかえることはなかった
キミがいなくなってからボクはずっとひとりぼっち
さみしくて
苦しくて
逃げるように
キミのいた痕跡を辿り
記憶を廻す
記憶の中のキミは優しく笑いボクの名前を呼ぶ
「 」
その声に、君に触れたくて手を伸ばす
けれどもその手は空を切り
いなくなった現実へと引き戻された
さみしくてさみしくて
虚しさに胸がひどく痛んだ
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