224人が本棚に入れています
本棚に追加
俺、波瑠、響の三人があの人と行為に及んだというのは、明白なのだが....。
初見の時から、祐志だけは椿さんに対して不信感を抱いていた。
現に、彼女がやって来た初日の夜は、祐志にこっ酷く怒られて、今でもあの恐ろしい般若の様な顔を忘れられない。
祐志は別に女性が嫌いとか、そんなんじゃないとは思うが、浮いた話は耳に入って来ない。
硬派で、仕事一筋なのかと思っているのだが、あの態度を見れば少し違うのではないかと思ってしまう。
祐志が不純だと差別や軽蔑をしているのだとしたら?
確かに分からなくもない。あの人を独り占め出来たら....なんて淡い期待をしてしまっているのだ。
他の男のモノを咥えたり、挿入されてる姿を想像するだけで嫌になってくる。
それも....グループのメンバー波瑠と、歌手の響ってのが相手が悪い。
一緒に住んでいて、同じ待遇を受ける事が出来るから、彼女に説に願ったところで、それが罷り通る訳がないのだ。
それならば、他の奴等が付け入る隙が無いくらいに、彼女を独り占めするのが得策なのだろうか。
早く帰って、あの厭らしい姿隅々まで見渡したいし、中にぶっ挿して乱して、俺の精子で汚したい欲求に駆られる。
最低だとは分かってるけど、こんな気持ちにさせた椿さんがイケないのだ。
「愛斗、休憩終わる。」
「嗚呼....。」
先に立ち上がった波瑠が俺に声を掛けてきて我に返った。
その後のレッスン中は、やりたい欲求で気持ちが揺らぎミスを連発してしまったのは言うまでもない。
最初のコメントを投稿しよう!