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   クリスマスイヴの夜は、その年の初雪を観測した。  凍える様な寒さの中で、私の家の前で捨てられていたのは、男の赤ちゃんだった。  密かながらも、サンタさんにお願いしていたプレゼントは、素敵な彼氏とかである。  未だ私は処女だってのに、色々とすっ飛ばしたプレゼントを贈ってきたものだ....と、笑いが込み上げてきた。  そして私は、その子を聖夜(せいや)と名付けて育てる事にしたのだった。    
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