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この飲酒レースを誰の家でやるか、ジャンケンで決めることになった。
「ジャンケン、ポン!」
俺達の声が駅前の広場に響き渡る。
俺は早速負けた。
俺一人だけパーを出して、他四人がチョキを出したのだ。
「陽太ん家で決まりだな!」
豪毅が楽しそうに言った。相変わらず雄々しくて野太い声である。
「よろしくね。陽太くん」
絵梨が優しい声で俺に言った。
「わかったよ。今週の土曜、夜七時から開催だ」
俺がそう言うと、他の四人は「おー!」と元気よく返事した。
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