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「創、こっち来いよ!なんか洞穴がある!」
「またかい?どうせ入れても小さい物か熊の家だろ?」
「違うさ、今度は大きい、そう俺の勘が言ってる!」
僕は創。親友の凪と、森を探検してる。
凪は方向音痴なのでたまに森から帰ってこないことがあるので、
僕が付いているのだ。でも・・・
「あそこ見ろ、川がある!行ってみよう、創!」
「えぇ〜!?」
ご覧の通り凪は何か思いつくと、考えずにすぐ行動してしまうのだ。
そんな凪だけど僕は好きだ。明るくて、気さくで、一緒にいると落ち着く。
まるで、女神様のようだ。
しかし、それから熊に追われ猪に終われ蜂に追われ・・・
なんとか生き延びた、と命があることを不思議に思っていたが案の定、
凪は楽しそうだ。呆れる僕と、はしゃぐ凪。そうこうしてる内に日は暮れ・・・
「凪、帰ろうよ」
「お、もうこんな時間か。今日も楽しかったな!」
「・・・それって、僕も楽しいと思ってるってこと?」
「え?楽しくなかったの?」
「当たり前でしょ!楽しくないどころか死にかけたよ!!!」
「うわっ創が怒った!逃げろーー!!」
「待てー!」
こうやって、いつもどおり遊んで、楽しんで、帰って・・・
そうなるはずだった。でも、異変が起きた。
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