Ep.1【創ったモノ】

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「創、こっち来いよ!なんか洞穴がある!」 「またかい?どうせ入れても小さい物か熊の家だろ?」 「違うさ、今度は大きい、そう俺の勘が言ってる!」 僕は創。親友の凪と、森を探検してる。 凪は方向音痴なのでたまに森から帰ってこないことがあるので、 僕が付いているのだ。でも・・・ 「あそこ見ろ、川がある!行ってみよう、創!」 「えぇ〜!?」 ご覧の通り凪は何か思いつくと、考えずにすぐ行動してしまうのだ。 そんな凪だけど僕は好きだ。明るくて、気さくで、一緒にいると落ち着く。 まるで、女神様のようだ。 しかし、それから熊に追われ猪に終われ蜂に追われ・・・ なんとか生き延びた、と命があることを不思議に思っていたが案の定、 凪は楽しそうだ。呆れる僕と、はしゃぐ凪。そうこうしてる内に日は暮れ・・・ 「凪、帰ろうよ」 「お、もうこんな時間か。今日も楽しかったな!」 「・・・それって、僕も楽しいと思ってるってこと?」 「え?楽しくなかったの?」 「当たり前でしょ!楽しくないどころか死にかけたよ!!!」 「うわっ創が怒った!逃げろーー!!」 「待てー!」 こうやって、いつもどおり遊んで、楽しんで、帰って・・・ そうなるはずだった。でも、異変が起きた。
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