Ep.1【創ったモノ】

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「ああ、それなのに創とか霞のこと、俺は覚えてる。おかしいよな。」 「・・・私も。・・・創の妹さんは今どうしてるかなぁ・・・」 「妹?」 「うん。名前は思い出せないけど、創がいっつも話聞かせてくれてた」 「え?僕に、妹が・・・」 僕はその時霞が何を言っているのかわからなかった。 でも、凪もそう言い張るのだ。 「ああ、霞の言う通り確かにいた。確か名前は・・・あ、あ・・・」 「葵!!」 「そう、それだ!」 葵・・・そう言われた途端、僕はハッと思い出した。 そして僕は、それと同時に家も思い出した。 「2人共ありがとう、思い出したよ。それじゃ、僕の家に行こうか」 「おう、頼む!」 「私も行くよ!」
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