第二章 例外
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いいかげん貴臣は見限って、次にいかなきゃと、自分でもわかってはいるのだけど。 彼に恋人ができれば、すっきりするのに。 まあ、どちらにしろ、貴臣があの男の子の気持ちを受け入れることはないだろう。 貴臣はあれで案外、保守的だから。 そんなことを思いながら雑誌を棚に戻し、店を後にした。
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