文藝七五

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 文藝七五 格式高き沼東の 揺籃の地にぽつねんと 在りしあばら屋 鉄扉を叩けば 文藝部員が顔を出す 令和の時流に逆らって 活字に憑かれた筆一座 論評 小説 句に詩歌 何でもござれの手八丁 純度は高く敷居は低く 面白きこと限りなく 口つき出るは美辞麗句 なれど喋りは姦しく 妖怪変化になぞらえる 彩色ぶつかる地獄変 新人歓迎 兼部奨励 礼節不要 カップル御免 狭い部室と開けた間口 他者排斥の影もなし 先ずは興味本位で結構 来たれ未来の創作者
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