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「ハハハ、落ち着けって。俺は急がね~から」
聖夜君はそんな私を見ながら笑ってた。
スゴくスゴく、安心出来る笑顔だ。
やっぱり私、この笑顔が好きだなぁ。
……いや、そんな事言ってる場合じゃない、早く謝らなきゃ。
スゥーと深呼吸をして。
落ち着いたところで。
「あの、聖夜君……この前はゴメンなさい。今日、舞澄に誘われた合コンで男の前で態度を変える子がいたの。でも、それを見て“あぁ、私も聖夜君の前で同じ事をしてたな”って、反省した。誰だって、人によって態度を変える子なんか嫌だよね……これからはそんな事のないように頑張るから、私の事許してほしい」
頭を下げながら謝った、丁寧に。
真面目に反省したのは、かなり久しぶりだ。
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