【言の葉の欠片《2》】

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【吸血鬼】 僕はトマトジュースを大量に飲んで凌いでいる。 だって君の『あれ』が手に入らないから。 これだけ君の『あれ』を望んでいるのに君に手が届かない。 何故だ? 何故、君は僕から逃げるのだ? 僕が……『吸血鬼』だからなのか? そうと見抜いているからなのか? ならば僕は……。 この背中に翼を付けて君が逃げる先へと翔び立とう。 そして君を捕まえて……。 君の……。 全てのエキスを……。 吸い尽くしてやろう……。 愛してるんだ……。 君を。 (2022年11月27日)
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