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真面目に売人の話
みなさんこんにちは。洲原敷いちろうです。
みなさん、改めて、ジャズ界の売人と呼ばれる男を知っとりますのん?
要するにチェット・ベイカーという難儀な男のこと。
(注)これが。まさか消されるとは。
(注)約20年後こうなる。見て欲しいがやっぱり消された。
まあ、あの時代、50年代から60年代にかけて、あの甘いマスクと中性的な歌声に、クラクラしたおばあはきっといるはず。
今更真面目に売人について歌うのかあ。どうなんだろう。
売人と言えばヘロイン。ヘロインと言えば売人。最早係り結びみたいになっている。
まあ当時、兵役先でドラッグにハマる奴は多いの事実。
プラトーン見れば解る。
ビル・エバンスなんかがそうだったし。
兵役行ってないのにヘロにハマった馬鹿とかもいた。マイルスとかチャーリー馬鹿とか。
何とこの売人、ヤクにハマっただけでなく、率先してこれすげえヨ。ってヤクを売り捌いてたマジの疫病神。
オーバードーズで死んだジャズマンも多いが、多分、こいつがほとんど殺している。
エミリー・レムラー(コンコードのギター職人)とかソニー・クラーク(クールストラッティンなピアニスト)とか。
まあ人類のヤクの蔓延に大いに貢献した功績を称え、無事売人はアメリカを追放され、イギリスにイタリア、ドイツ(ピースの入ったアルバム)、フランス(シュビドゥバしたランダバミッナイ)まで追い出されていった。
一時、北欧に逃げてデューク・ジョーダンとかと楽しくやってたんだが、当時北欧のケミカル事情ってどうなってるのか解らんし、結局、飛び出していったことからも、多分売人には合わなかったんだろう。ヘロが。
それで、ヨーロッパのヤクの聖地、アムステルダムに降り立ったのだが、ヨボヨボのジジイになってしまって、何とホテルの2階から転落、それだけで死んでしまうという、何ともはやな死に様を晒した男でもありますな。
で、今?小生売人を1日中聴いている。
ユーチューブから拾ってきたこれ、売人・イン・ミラノ。(注)CDは買ってない。
まあ昔、小生この音源、アマゾンか何かでMP3データを買った覚えがあるんだが。
そん時は、さほど何も思わなかったんさ。
改めて、おや?って思った。
まあ売人て、えらいモテたし売れたもんだからさ。
(注)売人の、チェットってアルバム。エバンスとやったアルバム。ヤク中2大巨頭の競演。まさか消されるとは。
死んだあとで、収録したアルバム、バラバラにしてコンピにして売り捌かれたり、全く同じ音源の収録順変えてタイトル勝手に変えて、売り捌いたりとかして、もう数えきれないくらい売り捌いている。
売人て、死んだあとの扱いが雑すぎるんよ。遺族もいないから、知的財産保護しようとかいう動きなんか、まるでない印象だし。
ヘロインやってる奴は、基本インポになるってトレインスポッティングで、ユアン・マクレガーが言ってたし。
要するに、イン・ミラノも同じような路線。
ただね?これ、ユーチューブの奴だけなのか解らんが、曲の間に、何かMCがパーソナルと収録日時、曲タイトルをきちんと教えてくれるのがいいなあ。
で、タイトル?うん。チューン・アップ、タッチ・ユア・リップス、マイ・オールド・フレイム、イット・ネバーエンタード・マイ・マインド、小生の永遠の名曲アローン・トゥゲザー、とビッグタイトル目白押し。
MCの口上聞いてると、たまにパーソナルにたまげることがある。
ビル・エバンスとかコニー系って何系だ?ってドラマーに、何とフィリジョーまでいやがった。
フィリー・ジョー・ジョーンズっていうドラムヤクザ。
マイルスの黄金クインテットのメインメンバーだぜ?
ヘロでぶっ飛んで、タルいプレイやったら殴る、っていうやり方とか見て取れる。
個人的なフェイバリットは、エバンスとやったアルバにいたのかな?
マイフェアレディの「1日中踊ったろかい」っちゅう曲。
あー、こういう売り方すんのね?相変わらず雑だし。
何だろう、売人て、晩年まともにトランペット吹けんの?ってレベルで下手だし、歌声も枯れちゃってて見る影もないのよ。
でも、2階から落ちて死んだってだけで、そこまで酷い目に遭わさなくてもいいじゃんかって思う。
え?おいらの親父は売人印のヘロで死んだ?あたいの爺ちゃん売人に殺された?叩き売って何が悪い?あんな人類の病理。
そういう意見言われると、さあ。
それじゃあまたね~。
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