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3等のお彼岸
みなさんこんにちは。ほろ酔いです。
そういや、そろそろお彼岸なのか?って思って。
いやまあ、思い出したんだよう。あの男のことを。
4年くらい前に死んだおっさん。ドーセットが生んだ悲劇。そして舞い上がる不死鳥。
その名も、ゴードン・ハスケルですわい。
(注)我等が3等国民。
何か、3等国民とかイジってないか?
いやまあ、理由があるんですよ。
このゴードン君、イギリスのドーセット州に生まれたんですが、生家のはす向かいにすんでいた、けったいな男がいたんですよう。
ロバート・フリップって、凄いやな奴なんですが。
フリップって、あれ。キンクリ作った人ね?キング・クリムゾン。
音楽を止めるなって、マニアックなエッセイやってた時、散々フリップ卿とかいって持ち上げてたんですよ。
フリップ卿を現人神、それ以外を下等国民っていう、国があったって体で。
まあ、フリップがはす向かいに住んでたのが運の尽き。まあ、人生かけて、ゴードン君は振り回されましてね?フリップの奴に。
あ仕方ないって意見もあろうが、それでも、小生は納得行かんのよ。なあ戴宗。
(注)衝撃のゴードン。死んでも下等国民ってのは変わらなかった。
まあ、ハスケルの一生をなぞるのも大変なので、Wikiで調べるなり、小生の旧アカにアクセスするなししてくださいませ。
問題は、あれですよ、ハスケルがポセイドンのあれをクビにされたあとの話。
正確には、21バカ歌えって言われて、キー高えよ1個下げてくれっつっただけで、フリップにきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!あたしに逆らう奴は死ねええええええええええええええええええええ!おらああああああああああああああああああ!っつって、スタジオ外のゴミバケツに裸で投げ捨てられたあとのことですよ。
緑の中を走り抜けてくフリップは死ねー。
馬鹿にすんじゃねえよフリップは死ねー。
クビにされたあと、山口百恵のバックバンドにいたりしたのさハスケルは。
実際、ハスケルは慣れていました。フリップに殴られたりすることくらい。
多分、きっと、あいつだって、根はいい奴だと思うしなあ。
キンクリは全く完全に面白くなかったけど。マジでつまらん音楽だったし。
まあそれで、追悼ハスケルってことで、アルバム1枚引っ張り出してきたんだけど。
セイル・イン・マイ・ボート。邦題七つ流れていくハスケル。
これ、嫁に稼いで来いやあああああああああああ!カスがああああああああああああああああああ!ってなって、外放っぽり出されてたハスケルが、バーで歌ってた歌を寄せ集めたアルバムを発売しました。
(注)邦題、七つ流れていくハスケル。
ちなみにこれ、69年のアルバムってことで、何つうか、聴くまでもない感じだいなあ。
ハスケルって、キンクリのメンバーってイメージがあるが、何のこたあない。
野口五郎とか西城秀樹とおんなじような歌を歌う人。
何だろう、完全に英語の昭和歌謡曲。
マイフェイバリットはボートトリップとザンジバル。
あれかな?ボートで旅だーっつって、流れてってアフリカ東岸まで流れ着いたって感じ?
まあ、七つ流れていくハスケルだしなあ。
まあ、ハスケルって60年代からこんな感じの人だった。
フリップに何されようが、決してブレることがなかった男。
全くめげないながらも、そして全英2位を獲得するハウ・ワンダフル・ユーアーを発表し、高く舞い上がり、そのままどこにも降り立つことなく、ついぞ帰らなかった男。ゴードンハスケル。
月命日って訳じゃないが、遺影代わりにハリーズ・バーのCDと向かい合い、セージの香炊いてビール飲んだ。
来年は、ちゃんと6月に弔おう。
それじゃあまたね〜。
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