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俺の名は柊秀、俺は今人生を棒に振ろうとしている。俺にはなんの取り柄がない。だから棒に振ろうとしている。
「案外あっけなかったな」と俺はそう思いながら柵を飛び越えた。そんなとき
「何をしようとしているの?」
後ろから声がした。
ふっと後ろを振り返る。そこには緑色の髪をした少女がいた。
「急に何だ。」とその少女に声をかけた。そしたらその少女が
「単純に屋上に行きたくなった。」といった。
俺は「ならどこか行ってくれ。」といった。
「え?なんで?」と言ってくる。
少女に「今死のうとしているんだ。だから消えてくれ」といった。
そしたら「なんで死のうとしているの?」
「別にお前には関係ないだろ。」と言った。
「関係あるけども」と急にそんなことを言われた。
その言葉に「ふぇ?」と言ってしまった。
「私には関係ある、そんなわけ無いだろ」
といった。すると
「知りたい?なら飛び降りることをやめなよ」と言われて「ならいいや」と言った。
「え、なんでよ!!。知りたくないの?」
と言われる。
「死ぬんだから知らなくてもいいだろ」
「そ、それは」その少女は言いよどんだ。
「で、でも私はあなたを救いたいし…」
「救う意味は?」 「え?」
「俺はお前と関係ないし別にお前の素性を知る由もなしな」
「私はあなたを知ってる。昔から。」
「俺が知らない以上意味はないだろ」
「思い出させる。」ここで俺は考えてしまう。(信用できるのか?)(この少女のことを)
(…やる意味あるかもな)「はぁわかったよ」
「いいの?やったー」とその少女は喜んだ。そして俺は自殺をすることをやめた。
俺は大丈夫なのか?俺はこの少女のことを…
そして俺は再び生活をした。
その後知ったがこの少女の名は未野那由多というらしい。俺は彼女にあったことはない。
でも何故かこの少女の名前を聞いたことがある。昔に…なぜなのだろう。そう思いながら家に帰り寝るのであった。
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