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消えてしまいたい
お題「消えてしまいたい」から始まる君物語
*
消えてしまいたい。そう願い出したのはいつだろう? 多分、小二くらいだろうか。殴られることは何度されても慣れなくて、痛くて、消えてしまえばこの痛みを感じないのかな、と考えた。味方なんていなくて、でも──
「祐輔」
「祐輔くん」
僕を見つけて僕を見てくれる人がいる。みんなの暖かい声が、視線が僕に向けられるから、僕は今ここにいる。
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久々の更新&即興短編
いつもと違うメーカーさんです。
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