消えてしまいたい

1/1

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/19ページ

消えてしまいたい

お題「消えてしまいたい」から始まる君物語 *  消えてしまいたい。そう願い出したのはいつだろう? 多分、小二くらいだろうか。殴られることは何度されても慣れなくて、痛くて、消えてしまえばこの痛みを感じないのかな、と考えた。味方なんていなくて、でも── 「祐輔」 「祐輔くん」  僕を見つけて僕を見てくれる人がいる。みんなの暖かい声が、視線が僕に向けられるから、僕は今ここにいる。 * 久々の更新&即興短編 いつもと違うメーカーさんです。
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加