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十二月十日 ストレプトカーパス(牛の舌)
拝啓
お誕生日おめでとう
スピリッ
トの息吹を感じながら
連面と続く地水火風への感謝。そして高貴なパー
プルをま
とっているような気高き君。だけど
可憐で清純な愛を、グリ
ーンの生い茂る葉のように惜しみなく与える君。
パラダイ
スは与えられるものではない。二人で創り出すものだ。
敬具
十二月十日、
僕はその手紙に封をして机の中へとしまった。
ストレプトカーパスを摘み語り合う君との日々は神の賜物
了
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