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私には小6の頃、彼氏がいました。
6年中5年同じクラスでよく話したり、スキンシップも多かったです。
私は、彼のことが小4の後半から好きでした。
告白する気はありませんでした。
自分で言うのもあれですが、わたしは可愛い部類ではなく、なんの取り柄もない普通の女子でした。
一方向こうは、偏差値67の学校に受かるほど頭もよく、運動神経も良かったのです。多少悪目立ちする部分がありましたが、それ以外は申し分ない男子でした。
私なんかが告白しても、受けてなんか貰えない。このまま一生の片思いで終わらせよう。
そう思いながら過ごしていた小6の3学期。
朝の6時に、彼からLINEが来ていました。
“ずっと前から好きでした付き合ってください”
私がこのメッセージを見たのは10時近くになってからでした。
混乱で頭が一杯で、何も考えられなくなりました。
“え?急にどうしたの?”
かろうじて、1つだけ送り返すと、すぐに既読が付きました。
“付き合いたい。好き”
“冗談、でしょ”
“本気だけど”
頭がくらくらして、その場に座り込んでしまいそうになりました。
“本当に、本気なの?”
“うん”
私は、泣きました。
“ありがとう。私で良ければ、よろしくおねがいします”
“よろしくお願いします”
届かないと思っていた彼が、私を選んだ。選んでもらえた。
恋が、実った。
嬉しすぎて泣き止めなかったし、何がなんだかよくわからなかったです。
でも、彼と両思いだってことが、何よりも嬉しかったから、一生大切にしたいと思ってたんです。
それなのに。
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