始まりのアサ

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けどまぁ、学校を戦場にするわけにはいかないな。 一応ウチの傘下だし。 えーコレって残業に入るのかな。給料欲しいわ、今金欠なんだよな。 後で首領(ボス)に聞こう。 「おい、あきぎ……」 そっか、今回は秋霧のナビないのか。 じゃぁ一人でやれってか? 無理無理無理!俺策略家とかじゃないんだけど、直感で行くタイプなんですけど!!で、大体ぶっ放してあちゃーって被害が最大化されていろんな意味で終わるんですけど! え。え、俺、一人は、修理費とかやばくなるの知ってて言ってます? ま、とりまみんな避難させるか。 「みんな〜!とりま逃げろ。逃げろ!負傷者は歩けないほどのやついるか!?」 「いないな!」 「じゃぁ、あの原下丘(はらげおか)に行け〜!!」 「りょ!」 りょ、って…。危機感ねぇな、おい。 ま、この町じゃそりゃそうか。 ん………?物音。 「誰?まだ残ってんの??」 「は…はぃ…。。」 「え、卯月さん?早く逃げなよ、死んじゃうよ!」 「で、でも!そんなこと言ったらあ、左沢くん、も、死んじゃう! だから私も残る。」 「え、いや、でも、いいって。危ないってば!」 なんとなぁく口調がおどおどしてない気がする………。 「それは…。左沢くん。あなた異端者(のうりょくつかい)?」 「え、あ、うん。。」 なんで知ってんだ?いや。知ってるのは別にいい。だったら早く逃げなよ! 俺は大丈夫だし 「そう。ならナビ必要でしょ?腕っ節だけなんだから?」 おどおどしてねぇよな。うん、アレぜってぇ演技だろ!………。ナビ必要なのなんで知ってるんだ?そして、いないことも。………うちの組織の関係者か? ただ、潜入なんて聞いてないぞ。 「さぁてと。始めたいんだけど………。」 秋霧みたいな喋り方だな。もしや、秋霧!? 「卯月さん、秋霧ですか?」 「違うよー。まぁBBに関係してるけどね」 あ、そう……… そら肝座ってるよな。
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