始まりのアサ

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一対一(サシ)………え?こないの? ?????? 思い通りにはさせね〜よってこと? いやぁてっきりあっちから来んのかと思ってたから受け身体制だったよ、俺? 早く言えよ〜 「早くやりなよ…。余裕だって?」 「ぉいえ?そーゆうわけじゃないですよ。」 と、せかされたんで一丁やりますか 「オラオラオラオラァァ!」 金属操作っ。 俺、異能力がコレだからね、大体ポッケに金属入れてるから。 指弾で超スピードの金属片ぶつけてやるオラァ! 音速だぞ。 ちょいちょいちょい、あっち向いてこっち向いて逃げるんじゃないぞ あたんねぇし、つまんねぇからな!反撃とかしろ、! 「………、今さぁ心ん中絶対ヤンキーでしょ。顔凄いよ」 なんか勝手なこと言ってるけど!心ん中ヤンキーってなんだよ! キラッ ん? ドシュンッ え? ッ… あ? えーっと。俺以外の人は… 「卯月さん!?」 「あ…………… ちょ。狙うの俺じゃなかったん!? 部外者巻き込んで一体なんなんだよ なぁ。一対一(サシ)の戦いじゃなかったのかよ? 「ォィ」 「あ…て、らさわ、く、ん?」 「大丈夫デス。卯月さん、致命傷ではないにせよ重症ですよね。奥にいてください」 「え…で、でも。」 「早く行ってくだサイ。それとも、いけないんですか?」 「ぁ………」 重症だもんな。よいしょ。 さて、止血して、うわっ、結構出てるな大丈夫かコレ。傷は浅そうだけども。 コレ、組織帰ったらちゃんと処置してもらわないと傷残りそうだな。 「ここです。ここにいてください」 「えっ………、あてらさわくん、ほんとにあ、いつと、たた、かうの?」 「まぁ、裏ボスを狙撃しましたからね」 「わたし、のことはい、いから。」 「俺のプライドと精神が許さないんで。俺が勝手に暴走するだけです」 「無茶はだめ、だよ。。」 「無茶はダメなんて言ってたらこの世界じゃ生きてけませんよ。」 「そう、だけど。」 「だけども何もないです。俺が独断であいつと戦うだけですから。  あとあんまり喋ると傷にさわります。黙っててください。」 「あてらさわくん、」 「そこから動かないでくださいよ?」 「………」 そして俺は佐木の方へつかつか歩いて言った。 「よぉ、待たせたな。楽しい殺し合い殺し合い(やりあい)と行こうじゃないか。勿論、一対一(サシ)でな?抜け駆けはこの際禁止だぞ」 殺気を乗せて。 開始はあっけないくらい簡単に始まる。 そして、終わりだけは長々と。 それは、俺も、この社会に生きる奴等は全員知ってたはずなのに。 どうして、俺はこの時開始したのだろう。 (end) 次作に続く!
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