始まりのアサ

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始まりのアサ

RRRRRR〜RRRRRRRRRRRR〜 うっるさいなぁ。あの忌々しき電話めっ んあ、いまなんじー?眠い……… 時計を見れば5時13分 え、こんな時間に誰だ?新手の嫌がらせ電話とか………有り得るな。 「ふぁい。」と、渋々出た。 『ヤァ、左沢くん。こんな朝早い時間にごめんよ』 「へぁ!ぼ、首領!?」 『朝から元気だねぇ』 元気だねぇ、じゃない!何で、たかが一介の下級構成員に首領自ら電話なんて。普通は秘書、又は幹部がやることだろう。それが、どうなって、どういう事情があって!首領自らになるんだよ!ってか、首領早起き………というか寝てないのか? 『こんな朝っぱらに電話をしたのは理由があるのだけれどね。  少々、いや結構火急の話だ』 「は、はい。なんでしょうか?」 火急の話じゃなきゃ(ふざけんなっ!)ってキレてたかもな。首領相手に。 ………俺の頭には最悪だが、ある要件が浮かんだ。 それは、[用済み、処分] なんか俺やらかしたっけ。昨日の指紋とかか?そこは掃除屋がどうにかしてるだろうし。んーこの線はありえない。いや、ありうるか。 何故ならここは普通の企業じゃぁない。の一流企業なんだから。裏社会なんて不条理と不公平で成り立っているようなものだ。 『あぁ、昇進とかそういう人事の話ではないから安心してくれ。』 いや、、、昇進結構嬉しいんですけど?昇進は嬉しいですよ。 人事の話じゃないなら………なんだ? 『左沢くん、君は昨日秋霧くんのナビで任務を遂行していたよね?』 「へ?あ、はい。確かに秋霧と任務を共にしていましたが………」 そのあと、秋霧に報告書を押し付けられて、キレながら終わらせてんだよな。 ん?秋霧の名前がなんでまたココで出てくるんだ?アイツが不手際やらかしてその波紋がパートナーである俺にもきたのか?
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