俺の向かいの席の女子は俺と同じ裏社会の人間でした。

始まりのアサ

『では、はっきり言おう。今日未明から秋霧くんが行方不明だ』
「はぁ！？ンンッはい！？」
やべ首領相手にはぁ！？なんて口を聞いてしまった…。。
っていやいやいや秋霧が行方不明？あんなボンクラに限ってそれはないだろ…。。アイツ、生命力と煽る能力だけは異様に高いからな。
『まぁ、まだ行方不明以外の情報がないから、連れ去られたのか、自分の意思でいなくなったのかって言う細かいことはわからないのだけれど』
「そうですか。生死は？」
自分の意思で………。ん？あぁ！
『それもわからない。ウチの精鋭の追跡屋に秋霧くんの情報を集めるよう言ったが………、それも結果が出るのは相当時間がかかるだろうね』
「そうですか。俺のこれからのナビは誰がやるんですか、首領」
決めてないーてへっって言うなよ
『あぁ〜決めてないなぁ、とりあえず一人で頑張ってくれ」
「はいいい！？」
ぶつっ
ぬぁぁ！どいつもこいつもぉ。
相手の要件聞けヤァ！