突然のプロポーズ?

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「勿論、待ってるよ。天気も良くて暖かいから、ここで昼寝してようかな~?」 「昼寝する程、時間はかからないってば! じゃあ、行って来るね」 瑛ちゃんが竹の長椅子にゴロンと寝転がり、私が更衣室に行こうとしたらスマホの着信音が鳴った。瑛ちゃんは待ってと言わんばかりに立ち上がろうとした私の腕を掴んだ。その後に電話に出たので、私は再び座った。 「……容態が急変? 分かった、直ぐに行く。俺が行くまで繋いでて」 電話は病院からだったらしく、瑛ちゃんは真剣な表情をして指示を出していた。 「……ごめん、陽菜乃。デートに行けなくなった。埋め合わせは必ずするから」 「しょうがないよ、命に関わる仕事だもん。行ってらっしゃい、頑張ってね」 「うん、また連絡するから」 担当している患者さんが急変したらしく、瑛ちゃんは急ぎ足で病院へと向かった。少し離れてはいるがショッピングモールの隣に病院もある為、休憩中なども店に顔を出す事が出来るのだ。 瑛ちゃんが病院に行ってしまった後、晴れ晴れとした空の雲の流れを眺めながら、先程のやり取りを思い出しては余韻に浸る。 私と瑛ちゃん、本当に結婚出来るのかな?
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