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「本郷航介、お前には、自由があり、夢がある。それが何より素晴らしいことだ。私に、決闘で負けたくらいなんだ。それくらいで、男が泣くんじゃない」
そう、お兄ちゃんは、本郷くんを諭した。
「クリストファーさん……」
本郷くんは、お兄ちゃんを見つめた。
そして、言った。
「……では、美優さんを僕に下さい!」
はっ?
なんでそうなる?!
お兄ちゃんは、じっと、本郷くんを見た。
そして、あたしに向き直った。
「美優……本郷航介と僕と、どちらが大切な存在だ?」
ええっ?!
いきなり、そんなっ!
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