「 お兄ちゃんはクリストファーⅢ世 」

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あたしの動揺に構わず、お母さんは、もう一人の十頭身くらいに見える抜群のスタイルをした外国人青年を紹介した。 「それで、こちらが、あなたのお兄さんになる『クリストファーⅢ世』さまよ」 そう紹介されたクリストファーⅢ世さまは、プラチナブロンドで、白い陶器のような肌に、透き通る青い瞳の超絶イケメンだった。 そのクリストファーⅢ世さまは、あたしの右手を、優しく取った。 そして、手の甲に、うやうやしくキスをした。 それから、流ちょうな日本語で言った。 「はじめまして、美優。僕は、今日から君の兄であり、ナイトとなるクリストファーⅢ世だ。よろしく」
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