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だって、夢みたいだ。
こんな、イケメンのお兄さんが出来るなんて!
それも、いつか、お星さまに願った以上に素敵な、本物の王子様なのだ。
あたしは、緊張して、震える声で言った。
「こ、これから、よろしくお願い致します……ク、クリストファーⅢ世さま」
あたしがそう言うと、クリストファーⅢ世さまが、笑った。
「僕のことは、『お兄ちゃん』と呼んで欲しいな。日本じゃあ、兄のことを呼ぶ一番ポピュラーな呼び方なんだろう?」
め、め、めっそうもない!
この本物の王子様を、気安く『お兄ちゃん』と呼ぶのかっ?
「嫌かい?」
また、クリストファーⅢ世さまは、悲しそうな表情になった。
「い、いえっ! お兄ちゃんと、呼ばせていただきますっ!!!」
あたしは、思いっきり、大声で答えた。
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