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余談だが、昔少し好きだったユキナはハルキの彼女になっていた。
僕にはそれさえもうれしかった。
「めげるな少年。失恋も青春の1ページだ」
僕の気持に気づいていた姉さんは僕を軽く励ました。
僕を心配して無理して集まってくれた友人たちも1週間となると外せない予定のある日があり、丁度予定が重なった1日がぽっかりとあいてしまった。
姉さんもその日は僕の姿のまま友達にあってくると行ってしまった。
ついてくるなと言われたので、その日は1人散歩をしていた。
気まぐれに歩いていたつもりだったが、どうやらナツメの知る道を進んでいたようだった。
慣れた道のようで迷いなく足が進む。
しばらくすると小さいがおしゃれな洋館の前で足が止まり彼女に出会った。
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