怪盗『幻想紳士』

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「あれ、私は何故(なぜ)ここに?」 首をひねり警察関係者の方へ引き上げていく刑事。 「あ、和香ちゃん。今日はお買い物?私と一緒だね」 「そうだねー。瑞希ちゃんはおじいちゃんとおばあちゃんに何か買ってもらうの?」 なんて、何事もなかったようにはしゃいでいる孫娘たち。 「さあ、瑞希。遅くなってしまうから、そろそろお買い物に行きましょうね」 おばあさんが孫の手を取り入口へ向かう。 「おいおい、忘れんでくれ。わしもいるぞ」 おじいさんは孫娘の反対の手を取り、改めて入口に向かった三人であった。 了
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