21212人が本棚に入れています
本棚に追加
ツンと勃ち上がってしまった胸の突起が、城ヶ崎の肌に擦れてしまって、それすら刺激になる。
どんどん荒くなっていく吐息がひどく大きく聞こえた。
「息が、荒い……」
「だって、なんか息するだけでいっぱいいっぱいで……」
そう言って城ヶ崎を見つめた表情が蕩けてしまっているのは、優羽は知らない。
そんな優羽を見て、城ヶ崎はふっと笑った。
「可愛い」
城ヶ崎がまた甘く唇を重ねる。軽く耳に指が触れて、首から鎖骨を辿り、胸に触れる。
指を追うようにちゅ、と音を立てて唇が後を追った。次はここにキスをするからと指の動きで予告されているようで、どきどきする。
その指が尖った胸の先端にゆるりと触れる。次はそこにキスをされる。
ちゅ……と軽く唇が触れただけで、身体がびくんっと揺れてしまった。
「やっぱり、胸、敏感だな」
敏感かもしれないけど、そんなふうに口に出されるのはとても恥ずかしい。
柔らかく指先で擦られたり、舌で転がされたりしているうち、どんどん下半身に熱が溜まってもどかしくなっていく。
その時不意打ちのように耳朶に唇が触れ、くちゅっと舐められたのが分かった。
「ん……あっ……」
身体がびくびくっと震える。
「ん? イきそう?」
最初のコメントを投稿しよう!