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それよりも足を開かざるを得ないことや、一生懸命な優羽を城ヶ崎がじっと下から見つめていることの方が気になってしまう。
「戸惑っている優羽、可愛い。もう少し上に来て」
太ももより上に動いたら、その……城ヶ崎のナニに当たってしまいそうなのだけれど。
「そういうことだよ、優羽」
にやっと笑った城ヶ崎が優羽の腰を掴んで、自分の下肢にぐいっと押し付ける。まさか、それだけでぐりっと感じるところに当たるとは思わなくて、優羽の口から甘い嬌声が零れた。
「もっと、気持ちよくなれよ」
「……っあ、はずかしいっ」
「優羽の透けている下着からいやらしいところが見えてて、俺のに擦りつけてる。たまんない、すげえ興奮する」
「興奮する、の?」
「する。触ってもいいぞ。勃ちすぎてガチガチだからな」
触っても、いい?
優羽はそっと手を伸ばしてソレをなでなで、としてみる。
「……っは」
その時、城ヶ崎から低くて吐息を含んだ声が聞こえた。驚いたような顔で城ヶ崎が優羽を見ている。
「あの、触っていいって言ったから」
「言ったけど」
本当に触ると思っていなかったんだろうか。
優羽も自分にびっくりする。怖くて男性のアレには触ったことがない。
なのに、城ヶ崎のは平気なのだ。それが城ヶ崎の一部だからかもしれない。
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