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「きっと昂希くんだから大丈夫なんだと思うの。あのね、あったかくて硬かった」
「いつか口で可愛がってと言ったら引くか?」
ふるふるっと優羽は首を横に振った。
やったことはない。けど城ヶ崎のなら、いつかしてみたいかもしれない。
「触ってみてもいい?」
「構わない」
そう言うと、城ヶ崎はさっさと履いていたボクサーパンツを下げてしまう。
下着の中に収まっていたのでは窮屈だったのではなかろうかという勢いで、ソレが飛び出してきた。
「きつくなかったの?」
そう尋ねる優羽に城ヶ崎が苦笑して髪をかきあげて返事をする。
「きつかったな」
優羽はほっそりとした手でそれを撫でてみた。
城ヶ崎の顔が少しだけ上気して、堪えきれないような吐息がその口から漏れたのが聞こえた。城ヶ崎が深呼吸しているのが、腹筋の動きで分かる。
「昂希くん?」
「優羽が触れてるの見るだけで興奮するな」
確かに瞳が煌めいていて、興奮しているのは城ヶ崎から流れてくる淫靡な雰囲気からも優羽に充分伝わってきた。興奮している城ヶ崎はとても色っぽい。
興奮すると言った城ヶ崎の気持ちも分かった。
きっと優羽も興奮している。溢れんばかりの色香を漂わせる城ヶ崎にドキドキしていたから。
「あ……」
つい、優羽の下肢がもじっと動いてしまう。
それを城ヶ崎のきらりと光る目に捉えられてしまった。
「優羽も興奮してる? 俺のを触って感じてる優羽もいいな」
「言わな……いで」
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