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下肢が蕩けそうな中、頭も蕩けそうで、言われるがままに優羽は口にする。
「もっと……して?」
「いいよ。してあげる」
今度は焦らされることもなく、優羽が疼いてしまってたまらない場所をゆるゆると何度も舐められた。
こんなふうに理性なんてなくなってしまって、とろとろにさせられたことなんてなかった。
絶え間なく押し寄せてくる波のように何度も何度も押し寄せる気持ち良さが優羽を押し上げる。
「んっ……い……くっ、イっちゃう」
「いいよ。イケよ」
さっきまでものすごくいじわるだったくせに、素直にできたらイかせてやる、という言葉通り素直になった優羽に優しく触れる。
優羽は腰を何度も痙攣させて絶頂を迎えた。
(こんなに気持ちいいなんて……)
「放心してんなよ。まだまだだから」
スキンを口に咥えた城ヶ崎がそれをピッと破るのを見た。
その色香は溢れてあふれて、滴らんばかりだ。
城ヶ崎は熱くて固くなっているものを優羽の蜜口に当てる。
優羽の身体に力が入ってしまっているのを見て、腕の中に優しく閉じ込めた。
「大丈夫だから、優羽。力抜きな?」
ズルくて、いじわるでえっちで、それでいて甘くて優しい人。
つい、チラッと見てしまった優羽の視線にも包容力のある笑顔が返ってくるだけだ。
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