7.気づいた気持ちに

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「仕方なく、送ってくれたのかと……」 「そんなんじゃないよ。もう誰にも触らせるかって感じ。だからもうお付き合いとかしてるのかなって思ってた。昂希は高校生の頃から優羽のことが大好きだったし」  それも初めて聞いた! 「知らない」 「あら、本当? アイツ何してんのかしら。告白しなくていいのかな」 「だって、城ヶ崎くん、モテてたでしょう?」 「うん。見た目はいいし、家柄もいいしね。そういうのに惹かれる人は後を絶たなかったんじゃないかな。でも、そんなんばかりで迫られても本人も嫌でしょう? だから、あまり相手にはしてなかったよ。本当に好きだったのは優羽のことだけだよ、きっと」 「そんなこと、一言も言わないから」  早紀は、あははっと笑う。 「初恋、拗らせちゃってんのかねー」  
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