3 優しいクッキー

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「ただいま」 時刻は午後4時になろうとしている ミリアは自宅に帰りついた 「姉ちゃんおかえり!」 真っ先に玄関に飛び出してきたのは、三女のキナ 長い前髪をピンで右に寄せて止めている 靴を脱ぎ、綺麗に揃えながら聞く 「キナ、ただいま。何処に行っていたんだ?」 すると次女のツールもやって来た 「姉ちゃんこそ遊んでいたんでしょ?教えたくない もん」 ルーツは少し、悲しそうな声だった 「ルーツ?ちゃんと教えてあげなさい。ミリアはち ゃんとお仕事をしたのだから」 そう言ったのは私の母のナユアだ
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