3 優しいクッキー

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お月様みたいな目…? もしかしてだけど… 「キナ、その人って、髪の毛が黄色と緑色じゃなか った?毛先が緑だと思うけど…」 母さんは私がそんなことを言うのかよくわかっていない様子だ キナはうーーんと首を傾げていたが、あぁっ!と何かひらめいたように私を見てきた 「そうだよ姉ちゃん!よく分かったのね!」 不思議そうに私を見ているキナだが、私は特にすごいことをした訳では無い 知り合いに似たような人がいるだけである 「ツールの部屋に行ってくる」 「多分無理よ?ツールはこういう時、部屋から殆ど 出てこないもの」 母さんはそう言うが、私は今回は行ける気がしていた 「何とか出来ると思う」
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